マーケティング用語集

広告宣伝の打ち合わせはカタカナのマーケティング用語が溢れ、
知らない単語が出てくると話が分からなくなるようなことも!
ここでは、打ち合わせで頻繁に出てくる
「今更聞けないマーケティング用語」をまとめてあります。
打ち合わせの前にこのページをチェックすれば安心です。

マーケティング

マーケティングは「顧客を引き付け、維持すること」(セオドア・レビット)であり、 ピーター・ドラッカーは「マーケティングの目的は、販売を不必要にすることだ。マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ」と説明しています。この点で購入を促す「販促」と「マーケティング」は区別されています。


販促ツール

店頭での棚売り、営業マンや販売員による販売を助けるためのツール。POP、ポスター、チラシ、DM、会社案内、製品カタログ、ノベルティなど。


ペルソナ

ペルソナ(persona)」とは、サービス・商品の典型的なユーザー像のこと。年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイルなど、あたかも実在かのように人物像を設定し、その人に選ばれるための広告宣伝施策を立案していきます。


マスマーケティング

テレビや新聞、雑誌、屋外広告などのマスメディアを活用して、不特定多数の消費者に対して画一的なアプローチを行うマーケティング手法のことです。
ペルソナマーケティングとは反対の手法となります。


インフルエンサー
マーケティング

芸能人や有名ブロガー、ある特定の分野におけるカリスマなど、影響力が大きいインフルエンサーが特定の商品やサービスの紹介を行い、消費者の購買行動に影響を与えるマーケティング手法のことです。


ステルス
マーケティング

事業者が、第三者のコメントや投稿などのように見せかけて、商品やサービスの広告をすることです。
消費者庁では、2023年10月1日から、景品表示法に基づき規制するようになったのでインフルエンサーマーケティングを行う際は注意が必要です。


コンテンツ
マーケティング

ユーザーにとって価値のある有益なコンテンツを提供しWebサイトへ誘引することで、顧客獲得や売り上げ向上につなげるマーケティング手法のことです。


ソーシャルメディア
マーケティング

FacebookやX(旧Twitter)、Instagram、LINEなど「万人が参加できる双方向発信のメディア」であるソーシャルメディアを利用したマーケティング活動のことです。消費者が発信するため信頼度は高く、商品やサービスのマーケティングに有効な手段とされています。


セグメンテーション

自社の製品・サービスのターゲット市場を、特定の顧客条件でセグメント化(分類)すること。


オムニチャネル

ECサイトや店舗、イベント、コールセンターなどのあらゆるチャネルで顧客と接点を持つ考え方や戦略のことを指します。全てのチャネルを連携させて顧客にアプローチすることが特徴です。


パレートの法則

別名2:8の法則。上得意顧客の説明などで、「上位20%の顧客が売り上げの80%を占める」などの説明に使われます。


AIDMAの法則

Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)の頭文字を取ったもので、消費者があるモノを認知し、購買行動に至るまでのプロセスの法則。


AISASの法則

インターネットより得られた情報をもとに、消費者が商品を購入するまでの行動プロセスを
「認知・注意(Attention)」→「興味・関心(Interest)」→「検索(Search)」→「行動(Action)」→「共有(Share)」
の5段階で表したものです。
近年ではインターネットの発達により、消費者の購買行動はAISASに沿って行われていることが多いといえます。


SWOT分析

企業の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の全体的な評価。外部環境分析(機会/脅威の分析)と内部環境分析(強み/弱みの分析)に分けて分析します。


ブランディング

企業が顧客にとって価値のあるブランド(自社の価値・差別化)を構築するための活動。


オーガニック検索

オーガニック検索とは、検索結果画面の中で検索連動広告枠を含まないURLリストのことです。「自然検索」「ナチュラル検索」ともいわれます。


SEO

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化のことで、検索結果で自社のWebサイトを上位に表示させるための施策です。
自社のWebサイトに対して行う内部対策、それ以外の外部対策があります。


ロングテールSEO

ビッグキーワードではなく、複合キーワードでWebサイトをヒットさせて上位に表示させる対策のことです。


CRM

カスタマー・リレーションシップ・マネジメントの略で、顧客データベースなどを活用しながら、顧客の興味や関心を推測し、購買可能性が高いと思われる顧客を絞り込み特定のオファーを行ったりしながら顧客との関係性を高めていく活動。


CS

カスタマー・サティスファクションの略で、顧客満足を指します。顧客満足に注意を払うことが将来の市場シェアにつながるという点で企業活動の指標となっています。


LTV

顧客生涯価値(life time value)の略で、顧客との長期的関係の上で期待できる取引価値を指します。市場シェアよりも、既存顧客の維持を重視した顧客シェア型の戦略が成果を追求する上では必要となっています。


パーソナライズ

ユーザー個々の基本的な属性情報や、興味・関心などの登録情報、行動履歴などのデータを元に分析、絞り込みを行い、個別の情報提供、機能提供を行なうことを指します。「あなただけ」「お誕生日特典」などで特別なオファーを出す広告など。


リード

マーケティング用語における「Lead」は、 「手がかり、糸口、きっかけ、先手」=「見込み客」という意味を表します。「会員登録したら」「資料請求したら」「見積もり依頼が来たら」など、なにをもってリードとするかは会社や目標によってさまざまです。


コンバージョン(CV)

コンバージョンは「Webサイトで獲得できる最終的な成果」です。何を成果と定義するかは会社や目標によってさまざまですが、特定のページの閲覧や、お問い合わせ、資料請求、商品やサービスの購入などをコンバージョンとするのが一般的です。


トラッキング

インターネット上のユーザーがどのような流入経路で、どのページを見てコンバージョンに結び付くのか行動を記録することです。


ランディングページ

広義ではユーザーが最初に訪問するトップページのことです。
狭義ではネット広告から誘引する、ある特定のユーザーが流入するページのことをいいます。
広告の内容で流入ユーザーを特定でき、ユーザーごとに情報や資料請求、問い合わせ、購入促進要素などを1ページに集約するので、遷移や離脱を最小限に留めながらも効果的に売り上げ増を達成できる施策です。


ネイティブ広告
(ネイティブアド)

記事やSNSなどに広告を自然と溶け込ませ、自然な形でコンバージョンにつなげる広告です。ユーザーのストレスを軽減でき、潜在層にアピールすることが可能です。


PPC広告

PPC(Pay Per Click Advertising)広告とは、ディスプレイ広告やリスティング広告など、クリックされた数に応じて課金される広告のことです。
PPC広告の費用は「クリック数」×「クリック単価」で計算され、広告の種類によって単価が変わります。


インプレッション

広告露出回数のことです。
ユーザーが広告をクリックして1回表示されると1インプレッションとなり、Web広告効果を測る指標のひとつです。


ROI

ROI(Return on Investment)とは、投資した資本に対して、どれだけの利益を得られたかを表す指標です。
また、広告におけるROIは広告効果を測る指標として使われ、「広告で得られた利益」÷「広告費用」で算出できます。


CPA

CPA(Cost Per Acquisition/Action)とは、Web広告の効果測定で使われる指標の1つです。広告が1回クリックされるのにかかった費用、1クリックあたりの単価のことをいいます。


CTA

CTA(Call to Action)とは、「行動喚起施策」のことで、自社のWebサイト訪問者に対して具体的な行動を誘引する対策のことです。


LTV

LTV(Life Time Value)とは、「顧客生涯価値」とも呼ばれます。
ある特定の顧客が特定の企業やブランドと取引を始めてから関係性が終わるまでの期間で、どれだけその企業に利益をもたらすかを算出する指標です。


CI

CIはコーポレート・アイデンティティ(Corporate Identity)の略称です。企業が自社の理念や特性を社会に共有し、企業内外に統一したイメージをつくることで、より良い会社をつくろうとする企業戦略のことを指します。転じて、デザイン業務においてはシンボルマークやロゴタイプをつくる事と捉えられる事もあります。


VI

VIはビジュアル・アイデンティティ(Visual Identity)の略称で、CIを構成する一つの要素です。企業の象徴となるシンボルマークやロゴタイプといった視覚(ビジュアル)の統一をしようという施策で、デザイン業務においては、一連のツールを統一したビジュアルで展開する事と捉える事もあります。


レバレッジ効果

レバレッジ(=てこ)の作用にたとえ、少額の投資資金で大きなリターンを狙うことを指します。マーケティング活動においてはリスティング広告など低価格で広告を出し、成果を出す説明に使用されます。


カスタマー
エクスペリエンス(CX)

「顧客が体験する価値」のことを意味します。購入前の販促〜購入後のサポートまで、商品を購入する際にユーザーが得られるカスタマーエクスペリエンスが期待以上であれば、ユーザーはその会社を気に入りリピートしてくれる可能性が高まります。


オウンドメディア

オウンドメディア(Owned Media)は、企業が運営するウェブマガジンやブログを指します。自社や商品について説明するページを作成することで自社WEBサイトへの流入を増やす事を目的として運用されます。


アーンドメディア

アーンドメディア(earned Media)は、SNSやブログといった消費者やユーザーが情報の起点となるメディアです。消費者自身の意見や評価が表現されるため、消費者にとって最も信頼度の高いメディアとされています。


ペイドメディア

ペイドメディア(paid Media)は、お金を払って広告掲載をするメディアです。マスメディアやイベントへのスポンサード、リスティング広告などがこれにあたります。
オウンドメディア、アーンドメディアと合わせて「トリプルメディア」と呼ばれます。


PASONAの法則

PASONA(パソナ)の法則とは、消費者の購買を促すためのメッセージの法則性を表したものです。
P)Problem - 問題を提起する。
A)Agitation - 問題を炙り出し、あおりたてる。
So)Solution - 解決策の提示と証拠
N)Narrow down - 限定、緊急、絞込み。
A)Action - 行動
消費者に購買を促す上記5段階ごとに適切なメッセージを提示する事で成約数を増やす事ができるという考え方です。


ロングテールの法則

一つ一つはあまり売れていない商品であっても、全点数を合計すれば、その売上げは一部の売れ筋商品にも勝り、ネットショップの重要な収益源になるという考え方です。
パレートの法則の対義の意を持ち、安定した売り上げが見込めたりコストパフォーマンスが高いことがメリットとなります。


KPI

KPIは「Key Performance Indicator」の略で、「重要達成度指標」などと訳されます。

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KGI

KGIは「Key Goal Indicator」の略で、「経営目標達成指標」と訳されます。
成果の指標を定量的に定めたものであるため、売上高や、利益率、成約件数などでKGIが定められることが多いです。